母乳育児、完全ミルク(いわゆる完ミ)、混合(母乳とミルク両方)
体調にもよりますし、ライフスタイルによっても選ぶ手段は違います。
ここでは、母乳とミルクのどちらがいいのかという話ではなく、単純にすべての方法を試した結果をお話ししています。
これから出産される方や、妊活中の方、もうすでに育児中で悩まれている方のために少しでも役立てば幸いです。
完全母乳で育てた場合
これは1人目の時でした。
出産した病院が母乳育児推奨だったので(かといって強制でもないですが)、1人目ということもあり当然のように母乳育児であるべきという頭でいました。
しかし、母乳育児をするためにはなかなかの強敵がおりまして…
それは、母乳を出す部位の形状がフツーではなかったこと!!
陥没系だったのです(泣)
思春期から悩みの種ではあったのですが、特に実害もないですし放置しておりました。
出産を間近に控え、助産師さんに「これは手ごわい」と言わしめる屈強の引きこもり陥没だったので、お腹が張らない程度にマッサージや専用の器具を使って、周囲の皮膚を柔らかくするなど授乳に向けての準備はしていました。
いざ授乳開始となると、やはり吸いにくいのなんのって!
赤ん坊は出てこんやないかー!!!の大号泣。泣いて吸わせて泣いて吸わせての繰り返し。1時間ほどねばるけれども1gしか体重増えてなくてね…
(授乳前と後で体重計るんですよ。1g単位の体重計にのせて。それで何g(何cc)飲んだか把握します)
搾乳器や手絞りで絞り出し、なんとか飲む量を確保していました。
産後2か月もすると、搾乳器で80ccとか絞れるようになり、赤ん坊も吸う力が増してきたので直飲みでも怒られることは減りました。
ですが、平均と比べると母乳量が多くなかった方なので、そのせいか成長曲線の下の方を推移していたのかな?と2人目以降で気づきました。
母乳にこだわらずにミルク足せばよかったなーと今では思います(なんとなく姑の「あんた母乳ちゃんと出てるんか?」の一言でムキになっていたような…)
完母のメリット
*いつでも自由に飲ませることができる
*道具いらずで身軽&ラク
*外出先でも授乳ケープがあれば可能(もちろん周囲への配慮はいる)
*寝ながら飲ませられる
*泣いた時の最強アイテム
完母のデメリット
*退院後は何cc飲んだか測れない(レンタルとかもありますが)
*泣き声や赤ちゃんが視界に入る、想像するだけで母乳がにじむし洗濯してもシミになりやすい
*時間が経つと胸がカチカチになって痛くなるので、夜中でも起きて搾乳するか、寝ている子を起こして飲ませる必要がある。
母乳とミルク、混合で育てた場合
混合を選んだのは2人目でした。
理由は「夕方の母乳の出が悪くなるから」です。1日の必要カロリーを補うためですね。
一般的にも夕方は出が悪くなるようなので、飲ませて1時間ほどでお腹がすいて泣き出しちゃうことは普通だと思ってほしいです。
1人目の育児もあるので、ここはミルクを足して腹持ちを良くさせる他ありませんでした。
夕方の1回だけだったので、朝方に搾乳した母乳を温め直してあげたりすることもありましたし、本当にお助けアイテムとして使ったという感じです。
混合のメリット
*母乳の量をあまり気にする必要がなく、精神的に安定する
*ミルクは腹持ちがいいので、2人目以降の育児ならパートナーに授乳を変わってもらえて負担軽減
混合のデメリット
*夕方以降のお出かけにミルクセットを持つ必要がある
*あまり多用すると母乳の出が悪くなる悪循環になる
完全ミルクで育てた場合
3人目は完ミでした。理由は「片方の母乳が全くでなかったから」
なぜか産後右側から全く出ず、1ヶ月はねばって吸わせていたけれど量が足りないので混合のまま、そして2ヶ月以降は完全にミルクにしました。
量も数値化されるし、きっちり授乳時間も計算でき、上の子2人でも授乳ができたのでとても助かりました。
当然順調に体重も増えるので、成長曲線とのにらめっこもありませんでした。
4~6か月ころに朝方泣いて起きてしまうことがあり、添い寝しながら吸わせることはしていましたが、おしゃぶりを使いだしてそれもなくなりました。
完ミのメリット
*量を計れる
*授乳の間隔を計算できる
*他の人に任せられる
*出先でも人目を気にせず授乳可能
完ミのデメリット
*哺乳瓶の管理が面倒(消毒薬がなんとなーくいやで、煮沸してたせいもあり)
*お出かけの荷物が多くなる
*粉の場合お湯と水の両方必要(私は液体ミルクの初登場に飛びついたのでこのデメリットはなしでした。ただ、冬場の液体ミルクは冷たいのでどう温めるかポイント)
*産後しばらくは夜中しっかりと起き上がって調乳しなければいけない(パートナーと交互なら負担軽いかな)
まとめ
どの授乳スタイルもメリット・デメリットはあります。
思い返しても1人目で完全母乳に挑んだからこそやりきった感があって、その後はどんな選択肢にも寛容になれたのかもしれませんし、複数いるこどもの育児ではラクを取る必要性があるだけかもしれませんが、育児は楽しめなければ最初は辛さが先行してしまいます。
自分がどうしたいかも大事ですが、なるべく負担がないように育児をしていくことが、自分にも子供にも大切かと思います。