こんにちは、うえるりです。
不妊の原因は様々ですが、その一つが排卵障害と呼ばれるもの。
多嚢胞性卵胞症候群は排卵障害のカテゴリーに入りますが、一体どういう症状なのか。
なかなか生理がこない、基礎体温を測っているけど高温期にならない……
当てはまる人は排卵障害によって妊娠が難しくなっている可能性があります。
どんな病気なのか知ることが妊活です!
多嚢胞性卵胞症候群とは?どういう病気?
多嚢胞性卵巣症候群 polycystic ovary syndrome : PCOS(英語表記)
「両側の卵巣が腫大・肥厚・多嚢胞化し、月経異常や不妊に多毛・男性化・肥満などを伴う症候群」という定義があります。
液体で満たされた袋状の病変(嚢胞)が卵巣にいくつもできます。
卵巣が腫れて大きくなることから名づけられました。
診断方法

超音波で卵巣をみると10mmくらいの同じような大きさの卵胞がたくさんできて卵巣の外側に並ぶように映ります。
なかなかそれ以上大きくならないことが特徴で、ネックレスサインと呼ばれます。
未成熟な卵子ばかりなので、排卵しないままで無排卵になることが多いです。
また、血液検査でホルモン値を調べます。
治療法と対策
妊娠を希望しない場合:定期的に月経を起こす治療をします。排卵がうまく起こらず月経周期が乱れると、子宮内膜が剥脱しないことでおきる子宮内膜増殖症や子宮体がんのリスクが上がります。ピルなどを用いて月経を定期的に起こします。
妊娠を希望する場合:まず、排卵誘発剤を服用して排卵を促す治療が行われます。注射を用いる場合もあります。ただし、排卵誘発剤の注射は卵巣に過剰な刺激になり可能性もあり、卵巣が腫れてお腹に水がたまる卵巣過剰刺激症候群を引き起こすことがあるため注意が必要です。
次の記事に排卵誘発剤の種類が書いてあります!
また卵巣を包む膜が過剰に厚くなっている場合は薬物療法を行っても排卵が起こりにくいため、腹腔鏡下手術で卵巣の膜に穴を開ける治療が行われることがあります。排卵誘発剤の内服、注射剤で自然妊娠が難しい場合は体外受精にステップアップすることもあります。また肥満がある場合は減量をすすめます。
いずれ妊娠したいな~という長期的な希望を持っている場合はサプリメントなどで気長に体を整えていく方法もいいかもしれません。
妊娠前から「葉酸」を摂るべきというのは、色々な媒体で言われている情報ですが、多嚢胞性卵胞症候群に効果がある成分が含まれている葉酸サプリメントは稀です。
【ミオイノシトール】に注目した新しい妊活サプリですが、【ミオイノシトール】は多くの論文で、排卵が起きにくくなる【多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)】に対する効果が報告されています。
「ミオール」はこの【ミオイノシトール】と【カイロイノシトール】を体内と同じ40:1の比率で配合した、画期的な妊活サプリです。妊活サプリは数あれど、ちょっと特徴的ですね。
*カイロイノシトールとは・・・イナゴマメの莢から抽出・加工された素材で、月経不順や多毛、ニキビなどの症状が現れる女性の疾患「多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)」を改善する効果が期待できる

私は排卵誘発剤が合わず苦労したので、当時ミオールがあったらなと思いました
妊娠できるの?
もちろん可能です。不妊の原因の一つである多嚢胞性卵胞症候群ですが、生理不順だと自覚した時から治療を開始していれば妊娠までの道のりを短くすることもできます。
多嚢胞性卵胞症候群と診断されてからでも、治療法が数種類あるのでどの程度妊娠を急ぐのかによって医師と相談しましょう。
放置するとどうなる?
一番心配なのが不妊。仮に毎月生理があったとしても、実は排卵していなかったいうこともありえますし、生理不順や無排卵を放置すると子宮体がんのリスクになります。そのため、妊娠を考えている人は、排卵の有無を確認するためにも、ぜひ基礎体温をつけましょう。

2~3か月記録すれば、自分の基礎体温の状態が分かります。
妊娠を希望して病院へ行く場合、初診の時に記録するように言われることが多いので、病院へ行く前に記録していれば少しでも早く治療にとりかかれます。
生理不順をはじめとする婦人科系の症状は、放置していた期間が長ければ長いほど、元に戻るのに時間がかかり、妊娠に影響することもあるので注意が必要です。
早めに原因を発見さえすれば改善するケースは多いので、おかしいなと感じたら迷わず婦人科の受診を。
まとめ
排卵障害があっても妊娠は可能です。
悩みすぎるよりストレスを溜めない方が妊娠につながると思います。
現役医師監修のこちらのサイトが分かりやすいと思ったので、もっと知りたい方はのぞいてみては?

体を整えつつ考えすぎないのが理想ですが、妊活中は頭が「妊娠」でいっぱいですよね。
少しでもストレスにならないように、自分のペースで焦らないでくださいね!
